2008/09/25

3,600円の Coolpix8700の修理


<電池室蓋無し>         <コマンドダイヤル無し>

先日、オークションでcoolpix8700を3,600円で落札。なんで安いかという
ともちろんジャンクなんです~~。電池の蓋無し、コマンドダイヤル無し、
傷多し、付属品無しの物なのですが、電源OK、ズームOK、フラッシュOKで
何とか撮影できるようなのでもうちょっと値が上がるかなと思ったらすん
なり落札できてしまいました。前からほしかったのですが何故かと言うと
この機種にあうバッテリとレリーズが手元にあり、無駄にしたくなかった
んです。
 そのcoolpix8700が届いて、さっそく一通りチェックしました。が、オ
ークションの写真から想像していたものよりもかなり酷い状態で全体至る
ところに傷があり、電池室にはうっすら錆びがついていますし、メニュー
やその他のスイッチの反応もありません。へこみ、ゴム部分の劣化・裂け、
全体の汚れ、どひゃー!!。ただ、驚くことに液晶の裏に大きな凹みがあ
るのに液晶自体にはなんの損傷もなく、傷ひとつありません。それと、カ
メラの命でもあるレンズが比較的きれいで電源も入りますし、そこの部分
はほっとしました。
このままでは当然使えないので、分解・掃除・組み立て、そして、電池室
の蓋とコマンドダイアルの自作成形と、やることが一杯です。


(修理)
まず、液晶側から外していきますが、ファインダーのところのゴムを引き
抜いておきます。液晶側をはずすときにはフレキケーブルを切らないよう
に慎重にします。
次に本体側の基盤が3層になっていますから左側の基盤を最初に外します。
次にチェックを兼ねて隅々を清掃したあとダストブロアーで埃を除去しし
ます。ここから先は、本体と液晶側のケーブル類の接点に、接点復活剤を
塗りながら慎重にケーブル類を元通りに組み立てていきます。
接触が悪いだけの故障ならこれだけでも直る時があります。今回も反応の
無かったボタンやスイッチ類が復活しました。
電池蓋の成形は黒いプラスティックの板を加工し、螺旋止めにしました。
問題はコマンドダイヤルですがビンの蓋とか適当に合いそうな物を探しま
したが見つからず秋葉で電子部品のダイヤルを購入し、加工して取り付け
ました。結構いいかも。最後に、数箇所の塗装の剥げ部分の塗装をしまし
た。   
機能はすべてOKを確認しましたし、見た目もちょっと良くなり、3,600円の
カメラには見えません。(笑)
このカメラの魅力は長時間露光とバルブが可能だというところです。10分
間の露光が設定(バルブ無し)できます。

※カメラを最後までバラバラに分解するためにはレンズ横の “隠しネジ”
  を抜かないと上部が外れません。グリップのゴムの上のほうを少し剥が
 すとネジが見えてきます。
 

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