2008/10/13

【失敗 その1】試作 - 通称、虫の目レンズ - モドキ1号<超深度接写>


児童書「アリになったカメラマン」、写真集「栗林慧全仕事」などの、
フリーの生物生態写真家「栗林慧さん」が最初に考案されたものだそう
です。http://www5.ocn.ne.jp/~kuriken/  凄いですね。

小さいものをマクロで大きく撮ると背景がぼけてしまいますが、背景ま
で写したい場合、監視カメラなどに使われているCCTVレンズやボードレ
ンズを使うのが良いということですが、これらのレンズは極小サイズの
CCD用に作られた物で、一眼で使うにはその小さい映像を何倍にも拡
大しなければなりません。そこが一番苦労するところではないでしょう
か。
私のジャンク箱の中に今までに溜めたレンズやら何やらが一杯あるので
その中から使えそうな物をを選び、試しに「虫の目レンズ・モドキー
1号」を作ってみました。拡大系の良いレンズを持っていないのでズー
ムレンズの前玉を取り除き、正体不明のレンズを逆付けし、それにCCTV
レンズを付けました。すべて500円前後のジャンクレンズです。
リバースで付けたレンズは何のレンズかわかりませんが小さくて手動の
絞りも付いています。Cマウントの監視用レンズは f1.4 3-8mmのものです。

とりあえず出来たので持ち出してみましたが肝心の虫がいません! いる
のは藪蚊ばっかし!そこで花などを撮ってきましたが、ウ~ン。失敗のようです。
レンズの相性が悪いのか周辺域の収差が酷く、調整が必要です。
CCTV のレンズにフォーカス調整レバーが付いているのですが上手く機能
していません。ボケていますし、ノイズがひどすぎる~。
暗いレンズで手持ちっていうのもありますが、もうチョットですね。

下の写真がそれです。花は5mmぐらい、蝶は1cmぐらいの接写です。
  
<アプリでリサイズしてます>
次はもっと良いレンズでトライしてみたいと思います。

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