2008/10/01

ナイトショット - 暗闇での赤外線撮影



ナイトショットを備えたDSC-V3の暗視撮影はどれくらいのものかテスト
してみました。比較として赤外線改造した2つのデジカメも用意しまし
た。ナイトショットと言っても、DSC-V3本体やIRライト HVL-IRMから投
光される赤外線量は微々たるもので“遠くを広範囲に撮影する”ことは
できません。数メートル先をフラッシュを使わず、ピントを合わせ写真
が撮れるぐらいのものです。


最初の写真は、真っ暗闇でのナイトフレーミングによる撮影です。
(フォーカスに同期して赤外線カットフィルターのON/OFFが自動的に行わ れ、暗闇の中でのフレーミングと、自然な色合いでの画像記録を可能に します。)だそうです。



改造機は赤外線投光機能が付いていませんし、フラッシュ部分にIR
フィルムを貼り付けて、フラッシュを発光させているだけですから赤外
線量が少ないんでしょう。それにS-70は距離もマニュアルで、感だのみ
で撮影したのでボケています。パンフォーカスのトイカメラのほうがこ
の部分では有利で結構きれいに撮れています。

IRライトを使った撮影ではあまり差は無いように見えますが、IRライト
を使わず本体の機能だけではやっぱりV3が綺麗に写っています。
V3はナイトショットボタンを押すと本体から「カチャ!」と音がします。
赤外線カットフィルターがCCDから外れた音だと思います。IRを着
けたり外したり、かなり複雑な構造になっているのではないでしょうか。

IRライト HVL-IRM は、赤外線が中央に集まりすぎます。もっと赤外線
が広い部分に拡散してくれないと使い道が限定されると思います。風景
は無理でも部屋全体が撮れるぐらいじゃないと。

※赤外線で検索する盗撮やアダルト関係のページが多数ヒットします。
 赤外線撮影=盗撮と思っている人がかなり多いというのが現実のよう
です。風景を撮れば幻想的な写真が撮れますし、天体観測(撮影)な
 どにも赤外線改造したカメラが活躍しています。その他いろいろ、面
 白いと思うのですが。
 
 
 
 

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