2010/09/22

一脚兼用ステディカムの作業手順

一脚兼用ステディカムの作業手順を書いておきたいと思います。作業に特に
難しいところは無く工具もヒートガンはコンロで代用できますし、穴開けも
100円ショップの工具で何とかなるのではないでしょうか。

<揃えるもの>
まずは一脚とその一脚の径に合ったボールベアリング(300円ぐらい)、そ
のベアリングの径(少し小さめ)に合った塩ビニ継手管(70円)、
ヒシボンド(200円)、 取り付け金具(80円)、8mm径ボルトナット、
4mm径ボルトナット、細めの塩ビニ管(ハンドル作成用)


1、【下準備】
一脚と一脚の径に合ったボールベアリングを用意します。大きなベアリング
は「油抜き」しないと使えないのでカバーをはずして歯ブラシと灯油や台所用
洗剤などを使い油を除去します。その後、良く乾し錆止め用の油をスプレー
しておきます。
※極小のベアリング(外径2cm 内径8mm) ぐらいのベアリングは「油抜き」
は必要ないです。そのままで良く回ります。

2、【中心のコマを作る】
ボールベアリングの外径より少し小さいくらいの塩化ビニールパイプの
ジョイント(塩ビ継手ソケット)を用意して、それをヒートガン又はガスコ
ンロで熱し、柔らかくなったところでベア リングを押し込みます。その後、
余分な部分を切り取ります。
※塩ビ継手ソケットには内側中央に仕切りの凸が付いているので仕切り
に押し付けるようなイメージです。 (作業時、手袋必須)
   
3、【可動部の穴をあける】
コマの左右の穴あけ部分を厚くするために2で切り取った余分なエンビ
ニを適当な大きさに切り、ボンドで接着します。
エンビニ専用ヒシボンド(200円くらい)
よく接着したら左右に穴を開け、穴の径と同じ位の金属のスペーサー
を適当な長さに切り、入れておきます。(摩擦無く動作するように)

4、【ハンドルを作る】
金具(17cm~20cm)をコマをはさむようにバランスよく曲げます。(こ
れが一番難しい)
コマと金具の間にハンドルと繋ぐ8mm径のボルトの頭が入りますか
ら余裕を持って曲げて下さい。
曲げた金具の中心に8mm径のボルト、外径2.2cm、内径8mm径の
ベアリングを一緒に取り付け、よく締め付けします。
この時、ベアリングは2個の方がぐらつきが無くて良いと思います。
次にエンビニパイプの真っ直ぐのものと90度に曲がったエンビニパ
イプ(内径2.2cm)の組み合わせでハンドルを作り、ベアリングと合わ
せます。エンビニパイプ(内径2.2cm)に外径2.2cmのベアリングがすっ
ぽりと入ります。コマの穴に金具に付けた4mm径ぐらいのねじを外側
から入れて、抵抗無くコマがよく動くところでナットを締め付けてください。

5、【錘をつけるバランス棒?の作成】
エンビニのT字パイプを一脚の足の部分に取り付ける。T字パイプの
取り付けにはエポキシパテを使用しました。時間が経つと石のように
硬くなります。この時T字パイプに取り付けるバーも一緒に作ります。
これもヒートガンで熱してから先の方を平らに圧して作りました。

※この棒が無いと直進性が弱くなりますが、付けたくない場合はベア
リングのグリスは少し残したほうが程よい抵抗があり良いかも知れません。
(くるくる回らない)

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