携帯電話用の魚眼トイレンズがありますが、そんなものを自作できないかとイ
ロイロ試してみました。AFでもパンフォーカスカメラでもレンズの前にセット
するだけで“樽のように歪んでしまう”てな感じのものです。
まず、用意するのは「一眼用のレンズ」ですが、35-70mmぐらいのズーム
で、筒全体がプラスチックで見るからに“安物”っていうものの方が分解しや
すいですし、値段も安いです。私はジャンクで500円のMinoltaレンズを使
いました。レンズの前玉を使用しますので前のほうからレンズを外していき
ます。
だいたいレンズを左方向へ回すと外れます。この時、ゴム手袋を使用すると
滑らずうまくいくと思います。 外した前玉は数枚のレンズで構成されたユニ
ットになっているので1枚1まいバラバラにしていきます。この時、プラスチ
ック製のレンズはペンチなどでプラスチックを割りながらできるので簡単に分
解できますが、アルミなどの金属で覆われたレンズは大変だと思います。
(上の左側2枚の写真参照)
レンズによって違うと思いますが、今回分解したものは3枚のレンズで構成
されていて、そのレンズの1番前についているレンズと後の3枚目のレンズ
を使用します。 真ん中のレンズは使いません。 2枚のレンズの向きを変
えたりして歪みの大きいレイアウトを探します。
2枚のレンズの間隔ですが、目でレンズを覗いたときピントが合ったところの
間隔で配置します。これでマクロを使用しなくてもフォーカスが合うようにな
ります。同じユニット内のレンズを使っているので外周端の収差も少なく、以
外にきれいに写ります。<装着するカメラによって違うかも知れませんが>
あとは、用意した筒にレンズをエポキシなどのボンドで付けて、最後にフィ
ルターの外枠を筒に付けるだけです。
(上の右側2枚の写真参照)
市販の魚眼と違うのは、それほどワイドではないところです。
<それが下の写真>
下の写真は、家にある魚眼?レンズです。左が自作・改造、右が魚露目8号
と古い魚眼レンズです。
前玉を外した残りのレンズは、拡大用のレンズがそのまま残っているので、
特殊なマクロレンズ(すぐ手前にピントが合う)として使えるかもデス。
2008/12/17
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