2010/08/31

ロシアンファーム(CHDK firmware)のスクリプト

ロシアンファーム(CHDK firmware)のスクリプトは使えるか?

CANONのDIGIC II、DIGIC III搭載機のカメラなら基本機能にインターバ
ル撮影がなくてもロシアンファームのスクリプトを使うことによってイ
ンターバル撮影が可能になります。それで、テストを兼ねて最も過酷な
「1秒間隔」に設定し、車のダッシュボードに両面テープでカメラを張
り付けて撮ってきました。撮影枚数は全ての合計で約6000枚。
その一部を動画にしました。エネループが大活躍でした。
コンデジでインターバル撮影機能がついているモデルの最短時間は5秒
間隔だったと思います。リコーのカメラや昔のエプソンのカメラには
備わっていたと記憶していますが、5秒以下はなかったと思います。
5秒以下だと一眼の領域になりますね。それにインターバルというより
連写に近いか?

使って見ての感想ですが、充分使えます。エネループ(充電池)を使
えば1000枚以上撮影できますし、一眼のようにミラーがバッタンバッ
タンしないので精神衛生上良いですネ(笑)。一眼の場合、数千枚の
連続撮影は耐久テストしているみたいで冷ひやします。
ただ、撮影サイズは最終的に動画にするので1600×1200と小さいサ
イズにしましたが、もっと大きいサイズで1秒間隔で撮影できるかはわ
かりません。多少処理に時間がかかり1秒では何らかの支障がでるかも。

CHDK firmware のダウンロード
ロシアンファームのスクリプトには他にもいろいろあります。あとで
レポートしたいと思います。
使用機種:CANON PowerShot A570is

自作ステディカム総括

自作ステディカム総括
最初の自作ステディカムを作成してから1年がすぎ、今までマーリン型から
グライドカム型といろいろな「モドキ」を作りましたが、今までにわかっ
たことをまとめたいと思います。

1、使えるギンバル      <上写真 使えるギンバル>
基本は、ピッチング(頭を上下に振る運動)、ローリング(全体が左右に
傾く運動)の調整が正確にできるようにギンバルの縦・横の可動部が同じ
位置にあるという所だと思います。一部のユニバーサルジョイントでは位
置にズレがあり、調整がうまくできません。具体的に言うと、ピッチング
の調整でアームを手元に引きよせ離した時、アームが垂直に戻るまで1.5秒
ぐらいで調整していますが、その後の、ローリングの調整でアームを横90
度から垂直に戻るまでに要する時間も同じく1.5秒ぐらいが理想なわけで
すが、ギンバルの可動部に位置ズレがあるとピッチとロールに大きな時間
差が出てしまいます。つまり、調整しきれないということでこれは致命的
かも知れません。ステディカムは操作と共に調整が全てですから。


今までに作成したギンバルで使えるものと失敗作のものです。
●使えるギンバル
右のギンバルは、ピッチング、ローリング、ヨーイングの3つの可動部が
同じ面上(同じ位置)に有る為か調整がしやすいです。動きもスムーズ
でグリップの動作が本体に影響することもありません。



●失敗例
これらのギンバルは歩いている途中、必ずバランスがくずれてきます。
位置ズレのため、完璧に調整できないことと可動部のガタが大きいのが
原因ではないかと思っています。


2、スティカムの重さと風
自分なりにわかったことは、マーリン型、グライドカム型関係なく、大
きさよりも重さが安定感を生むということでです。極端な話、腕に1Kg
ぐらいのアームバンドを捲いて腕を伸ばしたままでカメラを持ち撮影し
てもそこそこブレの少ない動画が撮れます。それに、ギンバルの可動部
の隙間から発生するガタを重さが上部から押さえてくれるためにバラン
スがくずれ難くなります。
それと何と言っても「風」でしょう。重さが有ると多少の風には影響を
受けなくなります。軽いとそよ風程度でもクルクル回ってはっきり言っ
て使い物になりません。自分が移動するということは、即ち風を受ける
ということで環境として「風の無い日はない」と思った方が良いですネ。
製品版「マーリン」でも風には苦労するようで「利き手で持って反対側
の手でギンバル上部を軽く触りながら操作する」というのが基本の様で
すが、これがすごく難しいです。

3、使えるステディカムは?
結論として「片手操作の場合ですが、風に影響されにくいものだけが
使えるステディカムだ」ということで、使えるのは、カメラを装着した状
態で2Kg以上のものか、業務用の大きい重たいもの(アームベスト必
須) それに性能は期待できないし、お勧めしませんが風には強いロッド
エンドベアリングの物ということに。


※無風状態でゆっくり歩く場合は、軽いものでも奇麗に撮れたりします
が風の無い日というのは稀でしょう。

2010/08/05

彫刻家ワグナー・ナンドールの「哲学の庭」













中野区の哲学堂公園には時々散歩に来ますが、その公園の一角にハンガ
リー出身の彫刻家、ワグナー ナンドール(1997年没)の作品「哲学の庭」が
寄贈され、設置された銅像があります。

「哲学の庭」の像は、三つに分かれていて、一つ目は世界の宗教の祖とな
った人、アブラハム、エクナトン王、キリスト、釈迦、老子の5人。

2つ目は悟りの境地に達して社会に貢献した人、ガンジー、達磨大師、聖
フランシスの3人。

3つ目は法律をつくった人、ハムラビ、ユスチニアヌス、聖徳太子の3人の
3つのエリアに分かれる構成となっています。

散歩のときはチラッと見るだけでしたが今回はカメラで撮ってきました。

youtubeに動画をUPしました。ゆれゆれ動画ですが。
哲学の庭
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