2009/06/25

一脚兼用ステディカム

一脚兼用ステディカム
一脚としても使えるし、ステディカムとしても使える「VZ-FLP FolwPod」、
「ハンディートライポート」という便利な海外の商品があるのですが、価格
が6~7万円するようで簡単に購入できる額ではありません。
そこで、ジャンク箱から適当な素材を利用し、“一脚兼用ステディカム”を
作ってみました。それが下の写真。
使わなくなった三脚を分解し、雲台と足一本を利用しました。

一脚としては普通に使えると思いますが、ステディカムとして使う時は装着
するカメラを “選びます” (笑)
バランスは足の長さを変えたり、中央のネジに重りをつけて調 整します。
300g~550gぐらいまでのカメラなら何とか使えますが軽すぎても重すぎても
バランスがとれません。それと、三脚の穴がほぼ中央についているカメラ専
用です。これの良いところは見た目が “ちょっと変わった一脚” ですからあ
まり目立たないところです。一脚は一脚ですから。


スタビライザーのジンバルについて


ジンバル(ギンバル)部分は、ステディカムの性能を決める一番重要な所だ
と思いますが、自作する場合、ジョイント+ボールベアリングの組合せが一
般的でネットを検索すると参考になるサイトが幾つか出てきます。でも、ベア
リングの数、ジョイントの種類など、どの組合せが良いのかは実際に製作し
使用してみないとわからないですね。そこで、いろいろな組合せで作ってみ
ました。まず、ベアリングの数とUジョイントの種類とタイプで組み合わせて
みました。
トラクサス+ボールベアリング2個、Uジョイント+ボールベアリング2個
Uジョイント+ボールベアリング1個、Uジョイント(ボールタイプ)+ボー
ルベアリング1個の組合せで 4本のハンドル(グリップ)を作りました。

室内での使ってみての感触ですが、トラクサスのものとUジョイント(ボー
ルタイプ)のものがコントロールしやすく、扱いやすいです。ハンドルをゆ
っくり回転させると本体もゆっくり回転を始め、ハンドルだけで方向を制
御できます。ベアリングの数はあまり影響していないかも知れませんね。
ただ、Uジョイント+ハンドル側にベアリング1個だけではハンドルを傾け
た時に全体が回ってしまいます。これは、Uジョイントの構造上しょうがな
いかも知れません。(横ピンと縦ピンの位置に差がある)ベアリングを1個
だけ使用する場合はハンドル内ではなくUジョイントの上部に付けたほう
が上手くいきました。

勝手に順位をつけると
1、トラクサス+ボールベアリング2個、
2、Uジョイント(ボールタイプ)+ボールベアリング1個
3、Uジョイント+ボールベアリング1個、
4、Uジョイント+ボールベアリング2個

の順でしょうか。自分の環境では、Uジョイント+ボールベアリング2個
は安定しません。ハンドルをすばやく左右に傾ける例の動作をすると少し
回ってしまいます。軸がぶれないように注意して取り付けたつもりなので
すが、軸がずれているのかベアリングに問題があるのかわかりません。

一番安定しているのがトラクサス+ボールベアリング2個で作成したハン
ドルなのですがトラクサス自体、ラジコン用のシャフトで本体がプラスティ
ック、中のピンは細い金属でできており、あまり重いものは上部に乗せら
れないように思います。とにかく見るからに弱弱しく、重い自作2号機に
付けると「グシャ!」と潰れそうでヒヤヒヤします。その点Uジョイントはもと
もと工具ですから重さなら3kgでも5kgでも大丈夫という安心感があります。

それと、安物の三脚の自由雲台はやめたほうが良いと思います。それ自
体に抵抗・摩擦がかなりあり、ゆれ・ぶれが無くなることはありません
でした。

私のお勧めは、Uジョイント(ボールタイプ)+ボールベアリング1個の組合せ
です。Uジョイント(ボールタイプ)は一般的なユニバーサルジョイントより滑
らかな動作をすると思います。
(中のバネは細長いプライヤーで簡単に除去できます。)

※重い2号機とUジョイント(ボールタイプ)+ボールベアリング1個の組合せ
  は大変安定してますが、軽い3・4号機ではそれほどでもありません。本
  体の重量がかなり影響しているようです。(重いほうがベアリングに程よい
  抵抗が加わる?)

※一般的なユニバーサルジョイントを使用する場合には、コマの中のバネ、
  もしくはバネ式ワッシャーを取り除かないとスムーズに動かないです。
  ピンの頭が“かしめ”になっていますから少し削ってから釘などでたたくと
  ピンが抜けます。 

2009/06/14

自作2号機 vs ES_PRO_MINI

     自作2号機             ES_PRO_MINI
    
自作2号機とWEBのショップで購入したES_PRO_MINIを比較してみたいと思
います。2号機の重りの種類を増やし(3g、5g、16g)、バランスをもっと細かく
調整できるようにし、グリップはベアリング+Uジョイントの物を使ってテストし
てきました。前の動画は意識してゆっくり歩きましたが、今回は極普通の歩
く速度で撮ってきました。ちょっとだけスムーズな映像になっていると思いま
すがどうでしょう。
 ES_PRO_MINIですが説明書には次のように記載されています。「小さなカ
メラでも浮遊効果が出るように最大の工夫がなされています。グリップの位
置やカメラの位置、ウエイトの長さ、ウエイト棒の傾き、どれ一つとっても
ギリギリの設計で完成させています」とあります。 付属する重りは300gと
500gだけで、この2つの重りのうち300gの方を軽いカメラ(700g以下)のと
きは上部に付け、重いカメラ(1000g前後)の場合は取り外すと言う具合に使
用します。500gの重りは常にアームのほうに付けておきます。

私のs5isは660gですから重りは付けたままでいいのですが、あまりにも設定
が大雑把で、300gのカメラと700gのカメラが同じ重りでいいと言うのが、
自作でバランスをとるのが大変難しいというのを経験している私としては半信
半疑でしたが、実際、撮ってみると案の定、左右にカクカク小刻みにぶれる
動画になりました。バランスが合っていないということです。
youtubeにアップされているES_PRO_MINIの動画にもそのようなものがあり
ましたけど支点から下の部分が重すぎるのではないかと思います。そこで重
りを全部外して、自作の重りを(50~150g)をアーム部分に取り付けてバラ
ンスを調整してみました。その結果、少し良くなりましたがまだまだです。
動画の前半は重りを付けたまま、後半は自作の重りでバランスをとった動画
です。このES_PRO_MINIは装着するカメラに合わせた微調整が必須です。

見た目はすごく良いし、購入価格25,840円を無駄にしたくないので何とか
使えるようにしたいと思いますが、それにはもうちょっと練習と工夫が必要で
すネ。それに軽量化など、一度分解して改造・改良(改悪?)してみます。

結論を言うと今回は自作の圧勝だと思います。低レベルの比較ですが(笑)

それと、今日も時々かなり強い風が吹いていましたが、両方とも重いためか
風にはめっぽう強いです。少々の風にはビクともしません。アルミ板で作っ
た4号機はそよ風程度でも回り始めるというのに。ただ、ES_PRO_MINIは重
すぎです。頑張っても3分が限度でした。
S5IS + 自作2号機

S5IS + ES_PRO_MINI

2009/06/10

トイカメラ?kenko dsc517とデジカメグリップ


またも病気が…。暫くカメラを買うのはやめていたのですが、ヤフーのオーク
ションでジャンクの kenko dsc517が落札締切り日まで1000円ぐらいで推移
していたのを見て我慢しきれず自分も参加。結局1190円で落札できました。
液晶に横筋の線が入るジャンクでしたが分解・組立て(接点復活剤)だけで
直りました。色が赤だったので表面だけ黒くペイントしました (・ε・)。
写真は後日。他のCMOSのトイカメラと比較してみたいと思います。

それと、結構気に入っているのがデジカメ用グリップ300円、これを付ける
とすごくカメラが安定しシャッターが押しやすいです。特に最近のどこを持っ
たら良いかわからないような液晶画面が大きいデジカメには効果絶大です。
これは、本体(筒)がアルミで上部がステンレスでしょうか、作りはしっかりし
ています。

2009/06/03

自作ステディカムテスト

撮ってきました。出かける時は風がなくて良かったのですが、さぁ撮ろうと
いう時になってから風が吹いてきて、動画には少し風の“ゆれ”も入ってい
ます。三角形の1号、2号、4号と持っていったのですがアルミの板で作った
4号は風に影響を受けやすくテストを断念。意外に三角形の1号が風に強いと
言うことがわかりました。とりあえず撮ってきましたが手持ちよりは多少の
効果があって滑らかなような気がするってな感じでしょうか? 言える事は、
Youtubeの「WSCLATER」さんのステディカムには足元にも及ばないってこと
です。ただ、バランスの重りをグラム単位で完璧に調節できるようにし、歩き
方を練習すれば何とか見れる動画が撮れる気がします。それと、風がある時
にはある程度の重さも必要かなと思いました。
購入したES PRO MINIとの比較テストもしたかったのですが、重すぎて今回
はパスしました。スプリング入りのグリップも効果があるような無いような
この動画からはわかりません。(ノД`)=

三角形1号機とアーム角度調整付きの2号機(スプリング入りグリップ)



使用したカメラは2つともデジカメで、上がOptio W60(147g)、下がS5IS(660g)です。

※前のブログの2号機とおまけは破棄。3号機が2号機に格上げになりました(笑)